注文住宅を建てる土地について

その他

今回はプロフィールでも少しふれた土地について書きたいと思います。

土地探し

短い期間ではありますが、そまりん夫婦も土地探しをしていました。
ただ、今すぐに一戸建てが必要ということもなかったため、ゆっくりマイペースで探していました。

土地探しで実施していたのは大きく2点です。
①sumoなどの物件検索サイトでよい土地がないか探す。
②住友林業(住友林業ホームサービス)の方に条件を伝えて土地を探してもらう。

結局は土地を探している中でここの土地なら家を建てて良いかなという土地は見つかったのですが、そまりん夫婦・妻の祖父母の土地を譲っていただけることになったので土地購入はなしとなりました。
(おじいさま、おばあさまありがとうございます!!)

ただ、元々探していた土地は約55坪駅徒歩10分で建ぺい率(※1)、容積率(※2)を考慮しても好きな間取りプランの家が建てれそうな土地でしたが、譲っていただける土地は約38坪、建ぺい率が40%、容積率が80%、セットバック部分(※3)も若干あったため建築面積の上限が29坪ちょっとになってしまいました。

※1:建ぺい率…ある土地(敷地)の面積と、そこに建築された建物面積の割合。
※2:容積率 …敷地の面積と、建物の延べ床面積(全フロアの合計面積)の割合
※3:セットバック…前面道路が道幅4m未満の場合に防災等の目的で道幅を確保するために、建物の建築時に土地と道路の境界線を後退させること。セットバック部分は建ぺい率や容積率の計算のための敷地面積から除外される。

ご参考までに住友林業さんに探した土地で作成いただいた間取りプランです。


うーん、20帖以上のLDK、パントリー、広い洗面室、2階も収納たっぷり、子ども部屋も広い、書斎も広い、庭も広く取れる。延床面積が32.30坪になっていますが、まだ広くすることもでき、思い通りの家を作れそうな土地でした。

ただ、最終的にはそまりん夫婦・妻の祖父母の土地に決めました。
決め手は以下のとおりです。
①なんといっても費用面!
 土地に費用がかからないのはとても大きいです。そまりん夫婦・夫は岐阜の田舎出身で、実家の周りには土地はあり余るほどあり、正直家を建てる際に土地に大きな費用がかかる感覚はわかりませんでした。しかし、今回土地探しをしていく中で神戸市・阪神間の土地の高さにはびっくりしました。
(土地代だけで家が建つじゃないか!と思っていました。ただ、東京・関東はもっと高いですよね。)
今回は土地に費用がかからない分、住宅に費用をかけることができます。

②そまりん夫婦・妻の両親が近くにいること
 今回譲っていただける土地の近く(徒歩2分くらい)にそまりん夫婦・妻のご両親が住んでいます。まだ、子どもも小さいですしそまりん夫婦・妻は復職予定です。そうなるとご両親が近くにいるとお互い色々と助けあえるかなと考えたからです。(長男もよく祖父母に懐いていますし。)

③環境の良さ
 妻が生まれ育った土地で土地感があること、治安や街並み、教育面でも魅力がありました。余談ですが、そまりん夫婦・夫的には美味しいお店がたくさんあるエリアなのでお店巡りを楽しみにしています。

住友林業の住宅を建てる土地

最終的に住友林業の住宅を建てることに決めた土地で可能なプランを検討した結果がこちらです。
土地プラン

皆さん何かお気づきの点ありますでしょうか?

緑の割合がとても多いのです。建物が建っている場所以外はほとんど緑、駐車場スペースの下も芝生を入れています。
なぜこうなるのかですが、緑地率というものが関係しています。私自身、容積率・建ぺい率は気にしていましたが、緑地率というものはそこまで気にしていませんでした。

緑地率とは、植栽等の措置が行われた土地の面積(緑地面積)の敷地面積に対する割合です。街並みの景観を保つことを目的として設定されることが多く、今回の土地の場合は緑地率が30%以上という指定がありました。

費用面ではかなりメリットがありましたが、建物の大きさ、緑地率という様々な制約がある状況で家づくりをスタートすることとなりました。

土地探しの注意点

そまりん夫婦は土地を購入することはありませんでしたが、土地探しはしていました。
その中で気づいた注意点についてお伝えしたいと思います。

①土地を購入する前にハウスメーカーに相談した方がよい
 そまりん夫婦は土地の購入前にハウスメーカー(住友林業さん)に相談していました。その際に言われた言葉の中で「土地を購入する前に相談いただいてよかったです。購入後だとデメリットも伝えにくい(※伝えないとは言っていない)ですし、その土地で建てるしかないので。」が印象に残っています。

 考えてみればそりゃそうですよね。土地を購入する前であればハウスメーカーの方に一緒に考えて貰って、その土地のメリット・デメリットを見て検討することができますし、自分たちが建てたい間取りが実現可能なのかも見ることができます。

 また、資金面でも土地にかける費用と建物にかける費用のバランスを見ることができます。極論ですが、予算が5000万円の場合、事前に3000万円の土地を購入してしまうと残りの予算は2000万円です。この状態だと、ハウスメーカーや建物の大きさ・間取りの選択肢が狭まってしまいます。土地の購入前に相談していれば、建物の費用の目途を考慮しつつ土地を検討することができます。

ですので、既に土地をお持ちの場合や「ここしかない!」と気に入った土地を見つけた場合以外は事前にハウスメーカーに相談しながら土地の購入を進めるのが良いかと思います。

②土地の広さ、価格、駅からの距離以外にも容積率、建ぺい率、(緑化率)を気にする
 土地に関してどうしても広さ、価格、駅からの距離を気にするかと思います。実際問題私自身もそうでした。
 ただ、上記の項目以外にも家を建てるには容積率、建蔽率、場合によっては緑化率といったものも関係してくるので気にしてみてください。

 緑化率などは自治体のホームページに情報が載っているかと思いますので、土地の購入を検討されている自治体のホームページを見てみるとよいかと思います。自分で調べるのが難しい場合は不動産会社の方やハウスメーカーの方に相談すれば調べていただけるかと思います。
(私自身も住友林業の担当者の方に色々と調べていただきました。)

まーくん
まーくん

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